第7の栄養素として注目!ファイトケミカルとは?
ファイトケミカルの“phyto”は植物、“chemical”は化学成分という意味なので、植物由来の化学成分ということになります。
野菜や果物にはビタミンやミネラルといった栄養素、食物繊維が含まれますが、それ以外の「非栄養素」も身体の健康維持・増進に役立つ作用を持つことがわかり、栄養学の世界では、第7の栄養素として脚光を浴びています。
その注目される理由としては、
1.活性酸素の除去
2.免疫力アップ
3.花粉症等のアレルギー対策
4.アルツハイマーの予防
などの、人々が若々しく健康に過ごすには欠かせない効果が期待されているからです。
生物は酸素中で生活していますから、鉄が錆びるのと同じで放っておけば酸化という過程を経て朽ち果てていく流れに置かれています。
がんや認知症、生活習慣病なども、酸化を促進する“活性酸素”と何らかの因果関係があると言われています。
活性酸素によって、遺伝子の傷害やたんぱく質の酸化による機能喪失、あるいは脂質の酸化による過酸化物の生成など、酸化によって生命維持にそぐわない状態がもたらされます。
そこで、日常的に抗酸化物質を摂取することが大切ではないかという考え方が出てきました。
ファイトケミカルの機能として最も重要なものは抗酸化性で、ほとんどの成分が抗酸化性を示します。
もっともよく知られているポリフェノールの一種フラボノイドは、たとえば赤ワインのアントシアニンやお茶のカテキン、バストアッパーにおなじみ大豆のイソフラボンも含まれており、日常生活でも頻繁に摂取される物質ですが、体にはごくわずかしか吸収されません。
ただし、フラボノイドは少量でも効果を発揮し強力な抗酸化物質であるため、発がん性物質の活性化を抑制する効果や血行促進作用、抗血栓作用、抗ウイルス作用などがあると言われています。
代表的なファイトケミカルと効果について分かりやすくまとまっているサイトを見つけたので参考になさってください(*^o^*)
さらにさらに、今もっとも注目を集めているポリフェノールの一つは、なんといってもトランスレスベラトロール!これについては別記事で特集します♪
ビタミンCなどは、加熱すると栄養が損なわれてしまいますが、ファイトケミカルの抗酸化作用は、加熱による損失がないと言われています。火を通すことで、細胞の構造が崩れ、抗酸化物質が効率よく出て、作用を発揮します。
ですが、もちろん加熱すればビタミンCなどは減るのですから、生で食べるメニュー、加熱して食べるメニューなど、いろいろな調理法を組み合わせて食べればよいといえます。
ファイトケミカルをたくさんとっても、活性酸素にさらされる生活が続いていては、なかなか効果も発揮できません。夜更かしや喫煙などの生活習慣を改めたり、毎日の食事を見直すことも大切です。
例えば化学合成食品添加物がたっぷり入った加工品やスナック菓子ばかりを食べている食事では、活性酸素が増えるばかりです。
すべてではなくとも、野菜のたっぷり入った具沢山のお味噌汁だけは手作りするなど、できることから実践しましょう。
いつも応援ありがとうございます(*´∇`*)
書いている人:Mai Mizuguchi(id:nilufa)
Total Beauty & Health care salon Nilufa代表。
一般社団法人
日本健康心理学会認定 専門健康心理士。
1985年東京生まれ。立正大学心理学部臨床心理学科卒業、桜美林大学大学院修士課程心理学研究科健康心理学専攻修了。
子供の頃から憧れていた臨床心理士になるべく大学へ入学した直後、生理痛緩和のために服用していたピルの副作用から、突如として脳出血を起こし1ヵ月の入院生活を体験。また、最愛の祖父の癌罹患と死別から、身体の健康の重要性・パーソナリティと身体疾患の関連に関心を持ち、健康心理学の専門家を目指す。
また在学中に美容にも興味を持ち、並行してエステサロンのスクールにも通学。大学院修了後は横浜市内精神科クリニックに心理士として就職。復職支援・認知行動療法を中心としたカウンセリングを行い、週末はエステサロンにてエステティシャンとして働く。
"人生はすべて思い通りにできる"という信条からか、若くして独立開業のチャンスを掴み取り、2012年6月Total Beauty & Health care salon Nilufaを石川町にオープン。2016年3月、5年間勤めた精神科クリニックを退職、同年4月よりサロンを元町に拡大移転し、すべての女性の心身の美と健康のために献身する。