~糖質制限の基礎知識③~糖質を摂るとなぜ太るの?太るメカニズム
おつかれさまです、店長です(^o^)/
繰り返しお伝えしますが、糖質、タンパク質、脂質のうち、摂取して太る(体脂肪が増える)のは実は糖質だけです。
今日は体脂肪の誤解となぜ糖質を摂ると太るのかをお伝えいたします。
蓄えられた脂肪は動かないもの、固まっているものとイメージされがちですが、実は体内の脂肪は昼夜を問わずこの図のように脂肪細胞という部屋を出たり入ったりする流動的な状態にあります。
このお部屋の中にパンパンに脂肪が詰まってその場に留まっている状態が肥満状態です。
脂肪は「トリグリセリド」として血流に乗って脂肪細胞まで運ばれますが、これは脂肪細胞の入口よりも大きく、そのままの大きさでは入れません。
ではなぜ流動している大きな脂肪がドアの小さな脂肪細胞の中に入れて、更にその場に留まるようになるのでしょうか?
そのカギを握るのがインスリンです。
私たちが何かを食べると、インスリンがすい臓から分泌されます。
インスリンの働きについてまとめますね。
・脂肪の脂肪細胞への取り込みを促進させる
・脂肪を脂肪細胞へ固定させる
・脂肪の分解と脂肪細胞からの放出を抑制させる
・ブドウ糖を肝臓や筋肉にグリコーゲンに変えてエネルギー源として蓄えさせる
糖質はインスリンによって脂肪に変えられ、まずは脂肪細胞の部屋に入れる大きさに分解させる酵素を活性化させるのでたくさん部屋に入れるようになります。
しかしその部屋の中で再び元の大きさにくっつけられてしまうので部屋から出られなくなり、さらに再び分解されないようにドアを閉めて閉じ込めてしまうような働きをするというわけです。
(書いていたらなんだか不思議の国のアリスの話を思い出したのですが、ちょっと似てると思いません?笑)
インスリンは糖質をたくさん摂れば摂るほどたくさん分泌されます。
逆に糖質を減らせばインスリンの分泌量も減るから脂肪細胞にため込まれる脂肪が減るということです。
ここまで読んでいただいた方は、エネルギー源のグリコーゲンも減っちゃうんじゃないの?という疑問が沸いていただいていると私はとっても嬉しいです(笑)
でもそれも大丈夫!人間の体にはすごい仕組みがあるので、また詳しく書かせていただきますね♪
参考文献:
やせたければ脂肪をたくさんとりなさい ダイエットにまつわる20の落とし穴
Total Beauty & Health care salon Nilufa
住所:〒231-0861 横浜市中区元町1-76-1アルタ元町2F
Tel:045-264-9945
書いている人:Mai Mizuguchi(id:nilufa)
Total Beauty & Health care salon Nilufa代表。
一般社団法人
日本健康心理学会認定 専門健康心理士。
1985年東京生まれ。立正大学心理学部臨床心理学科卒業、桜美林大学大学院修士課程心理学研究科健康心理学専攻修了。
子供の頃から憧れていた臨床心理士になるべく大学へ入学した直後、生理痛緩和のために服用していたピルの副作用から、突如として脳出血を起こし1ヵ月の入院生活を体験。また、最愛の祖父の癌罹患と死別から、身体の健康の重要性・パーソナリティと身体疾患の関連に関心を持ち、健康心理学の専門家を目指す。
また在学中に美容にも興味を持ち、並行してエステサロンのスクールにも通学。大学院修了後は横浜市内精神科クリニックに心理士として就職。復職支援・認知行動療法を中心としたカウンセリングを行い、週末はエステサロンにてエステティシャンとして働く。
"人生はすべて思い通りにできる"という信条からか、若くして独立開業のチャンスを掴み取り、2012年6月Total Beauty & Health care salon Nilufaを石川町にオープン。2016年3月、5年間勤めた精神科クリニックを退職、同年4月よりサロンを元町に拡大移転し、すべての女性の心身の美と健康のために献身する。